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昨日、日頃大変お世話になっております横須賀市の汐入メンタルクリニックへ某新聞社の方と往訪してまいりました。記者の方より依頼を受け、臨床現場におけるフェルガードの試用状況に関してお話を聞くことが目的です。 いろいろ素晴らしい改善例を教えて頂きその辺りはいずれ記事になると思うのですが、伊丹理事長からは、「これは不老長寿の薬と言ってもいいんじゃないか」というお話を頂き、また阿瀬川院長からも、「何だか肌にとてもいい気がする」というお話を頂きました。 私はこの話しをお聞きしてますますフェルラ酸というのは、βアミロイドに対するものだけでなくそれ以外の作用をして認知症を良くしているのではという思いを強くしています。アルツハイマー病の原因説として現時点では主流はアミロイドカスケード説です。簡単に言えばβアミロイド蛋白の脳内の蓄積による神経細胞死ということですが、私は、これ以外に必ず何らかの原因が複合的にあると思っています。その思いに至ったのは1986年から米国で始まっている「ナン・スタディ(修道女研究)」です。このナン・スタディに関しては、皆川正夫氏の「ぼけない!」という本に概要が明快にまとまっていますのでご紹介させて頂きます。 「1986年の予備研究から始まり、現在も継続しています。認知症の理解に大きな影響を与えた研究で、米国ノートルダム教育修道女会に属する678人の高齢の修道女を対象に行われている研究プロジェクトです。 この研究のユニークな点は修道女を対象にしているところから生まれています。まず、修道女としての請願をした時点(多くは22歳前後)で、各自それまでの人生の要約を自ら書いており、それが保存されています。そしてそれ以後の生涯のかなりの部分が記録されています。つまり、研究を開始する前の、過去の生活誌のかなりの部分が追跡可能な形で残されているのです。 さらに、研究開始時点から定期的に診断を行い、記録をとり、脳の機能変化を追い続けています。 そしてこれが最大のポイントですが、彼女たちは死後、研究のための脳の提供に応じていることです。つまり、存命時の症状と脳組織の病理的な変化がどのように対応しているか研究されているのです。 その結果、分かったことは数多くありますが、「認知症の症状と脳の病変の程度は、おおむね比例するが、一致しないケースも少なくない」ということは特筆すべき成果でしょう。平たく言えば、脳が萎縮しても認知症にならずに済む人もいる、ということです。例えば死ぬまでかくしゃくとして暮らし、認知症の気配もなかった修道女が死後の解剖で、脳の萎縮が発見されたケースがありました。逆に、認知症の症状があったにもかかわらず、脳の萎縮がさほど大きくなかった事例もありました。」 というものです。こういう私の考えを某新聞社の記者の方にお話致しましたら、その方もそう考えていたらしく、さすが大手の新聞社だけあって情報量は膨大で、参考になりそうな研究をなさっている学者の方を数名教えて頂きました。私は、この学者の方々とできるだけお会いしお話を聞き、より良い製品開発を目指していきたいと思っています。 |
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